Alexa For Business(概要編)

昨年の11,12月に開催されたAmazon re:Inventで発表された注目の新サービス、Alexa For Businessについて、弊社に導入して利用するまでを記事にしてみようと思います。
まず今回はAlexa For Businessの概要を紹介させてください。

Alexa For Businessって?

Alexa For BusinessはAlexaデバイス(主にEchoシリーズなど)が提供するボイステクノロジーを使用して、オフィスや自宅での業務の効率化などを行うための枠組みを提供するサービスで、AWSのひとつとして提供されています。(なので使用する場合はAWSアカウントが必要です)
現在は米国東部 (バージニア北部) リージョンでのみ使用可能です。
こちらの動画はAWSが提供しているAlexa For Businessの公式動画です。こちらを見ていただければどんなサービスかがなんとなくイメージが湧くのではないかと思います。

どんなことができるのか

Alexa For Businessが提供する具体的な機能は以下のようになっています。

共有デバイスを設定・管理することができる

共有デバイスとは会議室やロビー、コピー室などの共有して使われる場所に置かれて、不特定多数のユーザーによって使用されるAlexaデバイスのことです。Alexa For Businessで共有デバイスを一元管理できるようになっており、インストールするスキルや配置されている部屋の情報などが設定できます。

プライベートスキルが利用できる

Alexaスキルは通常だと誰でも使えてしまう形でしか公開ができません。ですが、Alexa For Businessならば使用できるユーザー、デバイスを限定したプライバシースキルを作ることができます。
自分たちの業務に関わる情報を扱うスキルを一般公開するのはセキュリティリスクが高まることも考えられますが、プライベートスキルだとそういう心配も無用になります。
また、契約した人にしかスキルを使わせたくないような場合にこれまではアカウントリンキングで制限することが一般的でしたが、プライベートスキルを応用して制限することもできるかもしれません(1ユーザー/デバイスごとにお金がかかってしまいますが)。

電話・ビデオ会議が音声で簡単に始められる

Alexa For BusinessはAmazon Chime、Skype for Business、BlueJeansなどの会議システムと連携可能で、「Alexa、会議を始めてください」と言うだけで電話会議を始めることができます。

ビジネスの予定を音声で管理

会社でのカレンダーを音声で管理できます。今後の予定確認、会議のスケジュール作成、会議のキャンセルなどが音声でできます。会議室の予約、キャンセルも可能です。
Microsoft Office 365、Microsoft Exchange、Google G-Suiteとも連携可能です。

エンタープライズスキルが続々登場!?

Alexa For Businessを利用したビジネスに役に立つスキルを各社が作成しているそうです。
すでにいくつかはリリースされているとのことで、例えばSaleforce社はEinstein(ビジネス向けAI)への問い合わせを音声で行うスキルを提供していたり、出張・経費管理、請求書管理クラウドサービスを提供するConcur社は、出張の情報を音声で確認できるスキルを提供していたりします。

個人用デバイスも参加可能

作業デスクや自宅にあるAlexaデバイスもAlexa For Businessに参加することができます。Amazonアカウントごとの参加になっており、参加すると電話会議への参加やカレンダーの共有、プライベートスキルの利用などが個人用デバイスでも可能になります。

料金

気になる料金ですが、共有デバイスと参加ユーザーごとの料金となっており、
 共有デバイス 1デバイスごとに$7/month
 参加ユーザー 1ユーザーごとに$3/month
です。(そしてAmazon Echoなどのデバイス料金は含まれていないので、別に買わなければなりません)
例えば、会議室5つにEchoを配置して共有デバイスとして登録し、社員10人のAmazonアカウントをAlexa For Businessに登録した場合は
 (5 × $7) + (10 × $3) = $65 (約7,000円)/month
となります。

次の記事では?

次回は実際にAlexa For Businessを導入し、共有デバイスのセットアップを行ってみようと思います。
乞うご期待!