スマートスピーカーにおけるSEO

いつもお世話になっているvoicebot.aiにスマートスピーカー・ボイスアシスタントでのSEOについての興味深い記事(Part.1,Part.2)があったので、抜粋して紹介させてください。

声による検索がかなり伸びている

Branded3.comによると、40%のユーザーが声での検索を毎日使用しており、ガートナーは2020年にはすべての検索の内30%が声での検索になるという予想をしています。また、comScoreいわく、それは50%にまで達するのではないかとのことです。
50%はすごい数字ですね・・・確かにスマホなどでは文字で打つよりも声で検索するほうが便利なときが多いですし(ちょっと恥ずかしい時もありますが・・・)、Amazon EchoやGoogle Homeがより一般的になると声での検索の割合は飛躍的に伸びそうです。

声による検索のアルゴリズムはどう変わっていくのか?

現在は強調スニペットが重視されている

Moz社の調査によると、テキストでの検索時に強調スニペットが表示される検索クエリ1,000個をGoogle Homeで声による検索で試したところ、71%がテキスト検索時に表示される強調スニペットを検索結果として読み上げたとのことです。
また、強調スニペットがテキスト形式だった場合には87%が検索結果として採用され、リスト形式やテーブル形式の場合は30〜50%ほどだったようです。
Google Home限定の話にはなりますが、強調スニペットとして表示されるページが声での検索でもかなり強いことがわかります。

検索内容にあったボイスアプリが提案される

Google Assistantにはユーザーの話した内容に関連するボイスアプリを提案する機能があります。(Alexaにはまだないはず・・・元記事ではその機能用のフレーズは予約済みと書いてあるので将来は導入されるのかもしれません)
強調スニペットを返すやり方は従来の検索アルゴリズムの延長だが、最適だと思われるボイスアプリへの誘導は新しい検索アルゴリズムの始まりとなるだろうとのことです。
Googleはボイスアプリに設定されたディープリンク(アプリが実行するアクションを表すフレーズ)を検索して最適だと思われるボイスアプリを判断しているとのことです。
なので、ボイスアプリを作成する場合はディープリンクの設定を重要視する必要があります。

検索結果はより少なくなり、検索結果の上位に位置することは更に重要になる

従来のテキストによるWeb検索では、検索結果の最初の1ページ(=最初の10件)に表示されることが非常に重要なことでした。
しかし、声による検索では10個も検索結果が返ってくることはないとのことです。GoogleのBrad Abramsさんいわく、多くても3つほどとのこと。
そして、検索結果の1〜3番目に位置することがテキストによる検索の場合よりもかなり重要になってきます。

Bingがより重要になる

従来のテキストでの検索ではGoogleが圧倒時に強いのですが、声での検索ではBingが重要になるのではないかと記事では予想しています。
その理由はほとんどのボイスアシスタントがデフォルトの検索エンジンをBingにしているからです。
検索市場を支配しているGoogleに更にアドバンテージを与えることは避けたいと各社は考えているだろうとのことで、この流れはどうやら当分変わらなそうです。
なので、声による検索でのSEOを考える場合はBingを意識することが重要になります。

Google
Assistant
Microsoft
Cortana
Apple
Siri
Amazon
Alexa
デフォルト 検索エンジン Google Bing Bing Bing

選択肢の提示からユーザーのエージェントへ

従来の検索の主な役割はユーザーへの選択肢の提示でした。ユーザーは自らの要望を満たすために提示された選択肢の中から最適だと思われるものを自ら選択し、自ら決断を下す必要がありました。
対照的にボイスアシスタントはユーザーの代わりに決断を行ったり、タスクを実行したりすることができます。例えばx.aiのように会議のスケジューリングを自動で行ってくれたりします。
我々はそういったボイスアシスタントのエージェントとしての活動に合わせてボイスアプリを最適化する必要が出てくるかもしれません。

声のSEOの始まり

声による検索の台頭によるSEO上の重大な変更点は、上記のように以下の3点と考えられます。
 ・ 検索結果の上位に位置することはより重要になる
 ・ ディープリンクを適切に設定してボイスアプリを作ることも重要
 ・ Bingに対する対応もより重要になる

また、ボイスアシスタントを構成するAIが情報の収集・提示の方法を変えてくることは明らかで、ユーザーだけではなくボイスアシスタントのAIの意図も理解してSEOを行っていくことが重要になるとのことです。